4-2-(1) ごみのしょ理と利用 P.90-92
長与町のもやせるごみは,平成18年度から平成26年度までは,長崎市の東工場でしょ理をお願いしていましたが,平成27年度にクリーンパーク長与が完成してからは,長与町と時津町のもやせるごみのしょ理ができるようになりました。
平成22年度に,長与町と時津町の2町で「時津クリーンセンター」を建設し,ペットボトルや容器包装(ようきほうそう)プラスチック,もやせないごみのしょ理ができるようになりました。

時津クリーンセンター
時津クリーンセンターには,写真のように容器包装プラスチックやペットボトルなど,多くのごみが集まってきます。手作業で分別し,きれいな物だけをリサイクル業者へ引き渡しています。また,もやせないごみの中には,鉄やアルミなど,しげんとして使える物が混ざっています。そのため,リサイクルできるものを手作業で分別し,リサイクルできないものは県外でうめたてしょ理を行います。

時津クリーンセンター(分別作業のようす)
ごみをしょ理するには,たくさんの費用がかかります。また,ごみをたくさん燃やすことで地球温暖化の原因にもなります。しかし,もやせるごみの中には,リサイクルできる段ボールや新聞紙,雑誌などがたくさん混ざっています。
一人一人が物を大切にし,リサイクル「できるもの」と「できないもの」をきちんと分別することで,限りある地球のしげんを守り,地球温暖化のよくせいにもつながります。
自分たちがごみを出すときに,気をつけたいことを話し合ってみましょう。

長与町の取組~ごみをへらす~

長与町で行われている,ごみをへらすための取組を2つしょうかいします。
①もやせるごみをへらす・・・生ごみしょ理機のこう入補助
もやせるごみの中でも,水分を多くふくんだ「生ごみ」は重いので,「生ごみ」をへらす取組がごみのげん量への近道になります。
そこで長与町では,昭和60年度から,家庭での生ごみしょ理機に補助金(半がく補助)
を出しています。また,生ごみをたいひにするための「EM ばいよう液」も配っています。


②しげんを大切にする・・・きょ点回収
金ぞく類やビン類,紙類,布類,蛍光灯(けいこうとう)・電球などのしげんごみは,月に1回それぞれの自治会を中心にして,決められた場所で集めています。その日に出すことができなかった時のために,町内に6か所倉庫を設置して出せるようにし,より集めやすくしています。
集められたものは,しげんとして新しいものに生まれ変わります。
それぞれの学校で行っている牛乳パックの回収もしげんを大切にする取組です。回収した牛乳パックは,トイレットペーパー(ふわぁっチ!)に生まれ変わり,学校や図書館,公民館などの施設で使われます。

「みなさんも,自分たちにできることはないかよく考え,実行し,住みよい美しい長与町にしていきましょう。」

「39ページのリサイクルコーナーもその1つだね。」
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「3R(スリーアール)」という言葉を聞いたことはありませんか?
「3R」は,ごみをへらして環境へのふたんをできるだけ少なくし,しげんをゆうこう的に繰り返し使う社会(じゅんかんがた社会)を実現するための,たいせつなキーワードです。

■ 第1のR……ごみとなるものをへらすこと
(Reduce:リデュース)
〇つめかえのできるものを選んで買う。
〇必要のない包装はことわる。
〇マイバッグで買い物をする。など
■ 第2のR……何回もくりかえし使うこと
(Reuse:リユース)
〇こわれたものをかんたんにすてずに, 修理して使う。
〇いらなくなったものは,すてずに必要な人にゆずる。
など
■ 第3のR……しげんとして,もう一度利用すること
(Recycle:リサイクル)
〇古新聞や古紙,ビンや缶を分別して,きょてん回収に出す。
〇リサイクルボックスでごみを分別する。
〇リサイクルされたせいひんを,選んで使う。など
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