4-1-(2) 交通のようす P.80-81
②海の交通
島の多い長崎県では,海の交通を便利にすることが大切です。
正子さんたちは,長崎県地図,航路(こうろ)図,時刻表などを手がかりにして,港・航路・かかる時間などを調べました。
本土と大きな島の間や大きな島と島との間は,フェリーや高速艇(こうそくてい)などで結ばれています。その中の一つ,長崎と福江・奈良尾の間は,約480人の乗客と8トン積トラック18台を運ぶことができる大きなフェリーが1日に3往復しています。また,長崎と福江の間をわずか1時間半ほどで結ぶジェットフォイルも運航されていて,お客さんに喜ばれています。
しかし,小さな島は,小型の船にたよることになるので,少し海が荒れると欠航し,困ることもあります。
船は人を運ぶだけではありません。多くの荷物を運ぶ上でも大切なはたらきをしていて,人びとのくらしを便利にしたり,豊かにしたりしています。
最近では,対馬の比田勝(ひたかつ)と韓国の釜山(ぷさん)との間に,定期便が通うようになり,たくさんの観光客が訪れるようになっています。


県内のおもな航路

フェリー
(長崎~福江・奈良尾)

ジェットフォイル
(長崎~福江・奈良尾)
③空の交通
正子さんたちは,県内の航空地図を利用して,白地図に空港を書きこみました。
そして,各地の空港がどのように結びついているか,また,どんな役わりを果たしているのかについて学習しました。
先生は,「昭和54年9月から,長崎空港と中華人民共和国との間に定期便が飛ぶようになりました。また,大韓民国との間にも,定期便が飛んでいます(令和5年8月現在は運休中)。平成29年度に,長崎空港を利用して外国に行き来した人は約5万人だそうです。長崎空港と県内の離島を結ぶ小型の飛行機は、天候(てんこう)が悪くなると欠航することもあります。」と話してくださいました。

県内の航空路

長崎空港

長崎空港の利用者

貨物の輸送