4-1-2 長崎県の広がり P.75-77

2 長崎県の広がり

九州の地図を見ると,長崎県は,ほかの県と比べて,島や半島が多く,複雑(ふくざつ)な形をしています。島原半島と五島列島の南端(なんたん)を結ぶ線を底辺にして,対馬の北端(ほくたん)と結んだ三角形をえがくと,二等辺三角形ができ,その中に,県内のすべての地域がすっぽりはいります。

この三角形を九州の地図の上にずらすと,九州各県にまたがるほどの広がりをもっていることがわかります。

長崎県のすがた         

長崎県の広がり

3 長崎県のすがた

正子さんたちは,長崎県のようすをもっとくわしく調べるために,下のような作業問題をつくり,先生からいただいた白地図に書きこみながら,学習をすすめました。

① 川や海に青色でうすく色をつける。

② 土地の高さによる色分けをする。

(地図帳の色分けにならって,土地の低いところから順に色をつける。)

③ おもな市や町,港,空港を記号で書きこみ,名前も書く。

(1)土地のようす

正子さんたちは,川や海に色をつけたり,土地の高さによる色分けをしたりしながら,気づいたことや考えたことをノートにメモしておきました。みなさんもメモしながら,作業を進めましょう。

———正子さんのメモ——————————————————————————————

○ 島や半島が多くて,海岸線の出入りがはげしい。海岸線の長さはどれくらいになるのだろう。

○ 広い平地があるところは少なく,山が多いようだ。

○ 特に高い山は,雲仙あたりと佐賀県との境(さかい)のあたりに多い。また,諫早市のあたりにいちばん広い平地が広がっている。

○ 上の3つのことから考えると,海や山の景色のよいところもたくさんあるにちがいない。いろいろなところに行ってみたい。

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諫早平野(諫早市)  

出入りのはげしい海岸(対馬市)

雲仙(雲仙天草国立公園)  

山のほうまで建物がある(長崎市)

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