4-3 自然災害からくらしを守る P.106-110
水害がおきたら

「車が流されることがあります。」

「川がはんらんします。」

長与町では,過去にどのような水害が起こったのでしょうか。
長与町の水害
長与町で起こった水害について調べてみましょう。
昭和57年(1982年)7月23日,長崎大水害がおこりました。
長与町でも,1時間に187ミリの雨が降り,川がはんらんしたり,がけが崩れたりしました。死者6名,90億円を超える被害を受けました。




—–当時小学校3年生だった子どもの体験談—–
7月23日の夜,雨がどんどん降り出し,こわかったです。
私とお母さんは,テレビの部屋で一緒に「雨がひどいねえ。」と言っていたら「ドカン,バリバリ。」と音がして家の下敷きになり,お母さんがいないと思って周りを見渡したら,手が見えて「助けて。」と言っています。おじいちゃんの友だちとか知っている人たちが来て助けてくれました。
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水害から暮らしを守る工夫
自然災害から身を守るために,人々はどのような工夫をしているのか調べてみましょう。
長与町では,水害が起きたあと,再び大雨が降ったときに被害が大きくならないように考えて復興工事(ふっこうこうじ)が行われました。



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川幅をひろげたり,河床(かわどこ)をけずる工事が行われました。土砂崩れや土石流をおきづらくするような工夫もされています。
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水害から身を守るために
長与町では,水害などの自然災害から身を守るために,様々な方法で防災情報を配信しています。


また,地域でも自主防災組織をつくり危険な箇所(かしょ)がないかパトロールをしたり,避難経路(ひなんけいろ)について自治会で話し合ったり連絡を取り合ったりして身を守っています。



「大切な命を守るために,自然災害が起きたときの避難の仕方や行動を考えておくことが大事です。」

(政府広報オンライン)
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自然災害が起こったとき,どうしたらいいか考えてみましょう。
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